なんとなく、暮らしてる

800文字程度の雑文

ブギーポップは笑わない(2000年)の感想

このアニメは少し特殊な構成をしていて、各回は主人公の周辺人物の物語から成っている。
ある回で語り手だったキャラクターが別の回ではモブに後退し、ある回でモブだったキャラがまた別の回では語り手になるというふうに、彼ら一人ひとりの紡ぐ話が物語の外堀を多方面から埋めながら核心へと向かっていくという演出である。
少年少女らはこういう陰気なアニメの例に漏れず一人一人問題を抱えていて、アダルトチルドレンだったり、精神疾患を持っていたりするのだけど、その描き方が「健全な大人が描いた病んだ少年少女像」という感じがした。
少年少女たちの抱えるステロタイプな狂気は滑稽に映るし、対置された大人たちもやはりステロタイプでリアリティが感じられない。
彼ら彼女らの物語を繋いでいる一本の線の先にある結末もなんだそりゃという感想。