なんとなく、暮らしてる

800文字程度の雑文

文学に向いてない。

志賀直哉の短篇集「小僧の神様」を読んでいる。
いくつか読んだけど、作風が菊池寛っぽいなと思った。
世代も近いし互いに意識してたのだろうか。
菊池寛じゃりン子チエの花井先生のモデルになった人物らしいということでそれで知った。
で、はるき悦巳志賀直哉も描いたらこんな感じだろうかと思ってさらさらと。なんじゃそりゃって感じの想定だけど。
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商業作家を以て任ずる菊池寛と違って、志賀直哉はなまじ文学の面をしているから苦手だ。というか小説も文学も苦手なんだけど。
たとえば「城の崎にて」という短編。瓦の上に横たわる蜂の死骸の行く末について思ったり、偶然殺してしまった井守の死骸を眺めてくよくよと生と死について考えたり、全体的にうじうじしていて気持ち悪いなあと。
こういうなよなよした自意識の表白を文学というのなら俺はやっぱ文学自体が苦手だと思う。じゃりン子チエは好きだけど。