なんとなく、暮らしてる

800文字程度の雑文

ぼくのズルやすみ

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朝起きて学校行きたくないと思う。
とりあえず体温計で体温を計る。当然熱はない。
起きていの一番に学校に行きたくないと思うのは元気の証拠だ。
そこで体温計に息を吹きかける、こすって摩擦で温度を上げるなどして母親に見せる。
小学校低学年のころは母親もだまされたフリをしてくれていたが、中学年(?)(3~4年頃)にもなるとそうはいかない。行きなさいと。
しかしこっちも誰よりも学校に行きたくないので粘る。
泣いたり、暴れたりしてズル休みを勝ち取るのである。
高学年、中学生になったら俺も成長して姑息な手は使わなくなった。
潔く「今日は行かん」の一言で済ます。
母親もこのごろはこいつは将来ろくなものにならんと悟ったのか「はいそうですか」とひきとって、学校に電話をかけて仕事に行く。

さて、学校をズル休みして何をやっていたかというと大体次のようなもの。
母親が仕事に行ったのを確認してから布団から出て、リビングのテレビでとくダネを見る。
終わったら広島の地方局は通販番組か、ローカル番組を流すのでNHK教育Eテレ)を見ながら本や漫画を読んだりする。
そうこうしているうちに学校では給食の時分になる。
こちらは仕事から帰ってきた母親と一緒に昼飯を食べている。
学校のチャイムを聴きながらやっぱり行けばよかったなあとか思う。
テレビは大体「笑っていとも」を映している。
午後二時からはザ・ワイド一択。それから夕方四時のアニメタイムまで暇つぶし。
さあ待望のアニメだというころになると近所に住む友達が連絡網を持ってきて、明日の時間割を知る。
端のほうには班のみんなが「早く元気になってね」みたいなことを書いていて、なんとなくうしろめたくなり明日は行こうとなる。
あとの過ごし方は普段と変わらず。中学生になるとここにBSとゲームが加わる。

よくニート毎日が夏休み最終日なんていうけど、あれは言い得て妙だなあと思う。
俺に言わせるならニートは毎日がズル休みだ。
あのころ感じていたクラスの人に対するうしろめたさが世間に対するうしろめたさに変わっただけ。
こうしてブログを書いている間にも、ゴロゴロしながら草稿を考えている間にも、何をしているときにだっていつもそこはかとない後ろめたさがついてまわる。
それがニートでありひきこもりなんだと思う。これがなくなったら多分ただの無職になってしまう。
ここまで書いてふとニートとひきこもり、殊にひきこもり、HIKIKOMOLIというのは状態じゃなくて精神性のことかもしれんと思った。ソウルヒッキー。