なんとなく、暮らしてる

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外国映画ぼくの500本 /文藝春秋/双葉十三郎 感想


芝山幹郎の勧める映画がどうもおもしろくないものばかりなので、双葉十三郎に鞍替えした。
双葉十三郎は1910年の生まれで芝山幹郎よりも30歳近く年長者である。
掲載映画は1920年代~1970年代のものが多く、それ以後のものは少ない。量に圧倒されるのでこの本はまず巻末のあとがきから読むのがよし。500本の中からさらに厳選した10本も載っているし。
無声映画から始まって、トーキー、総天然色、そしてCGへ。時代の変遷と共に歩んできた著者の回顧録が面白い。またなぜこんなに昔の映画ばかりセレクトしているのかという理由もよくわかる。
つまるところ現代の映画を図る尺度というのは古典に一通り触れて初めてを手に入れられるものなんだろね。だからこれは言わば映画評論のための手引書みたいなものである。
ちなみに邦画版もあるみたいなのでそちらも買い求めたい。