なんとなく、暮らしてる

800文字程度の雑文

見た映画

映画「怒りの葡萄」感想

1930年代のアメリカでは耕作が不可能となるくらいの砂嵐が吹き、30万人ものの人々が農地を捨ててエクソダスさながら西を目指したという。 ジョードの一家も農地を捨てボロいトラックに乗り込み、職を求めてカリフォルニアを目指すのだが、すでに大量の農民が…

スカイ・クロラの感想

人々が平和であるということを認識するために戦争を演出しているという世界はボードリヤールの「消費社会の神話と構造」、子供たちが何度も生まれ変わって戦闘機を操縦する駒になる姿は「輪廻転生」…というよりは「永劫回帰」からインスピレーションを受けて…

ニート夜話 映画「アメリカングラフティ」の感想

夜の街をドライブするカート青年は翌朝大学進学のために街を出て行くことになっているが、少しばかりのナーバスから進学を取りやめようかと悩んでいる。 漠然とした不安を抱えた他の青年たちもそれぞれアメ車を駆って同じ街の中を流している。 街の灯を鋭く…

映画「疑惑の影」の感想

映画というのはナマモノで、中でもサスペンスは鮮度が落ちるのが早いジャンルだと思う。 今になって見るとギミックも古臭いし、この映画はどこに向かうのだろうというハラハラした気持ちも起こらず、全体的に退屈を感じた。 同じヒッチコックの「知りすぎて…

鉄道員

機関士のアンドレアは妻との間にもうけた三人の子供がいて、長男はプータローで、長女は結婚生活がうまく行っていない。 次男のサンドロ少年はこの崩壊しかかった家族の絆を繋ぎ止めようと健気な努力を重ねるのだが、いつも空回りばかりしているという具合で…

初恋のきた道

この映画、主演のチャン・ツィイーも綺麗なのだけどそれ以上に風景が綺麗で目を奪われる。役者たちが風景に溶け合って、みんなが風景画の中で演技をしているかのような映像の連続だった。 秋が深まって黄金色に紅葉した山村の風景と、人の命を簡単に奪ってし…

YouTubeで公開されている無料映画②

めし ☆☆☆ www.youtube.com原作は林芙美子の小説。映画でこういう文学をやろうとするとたいていは失敗するものだが、今作も例に漏れずというところ。杉村春子はなんか安心感があっていいね。日本のカーチャンって感じで。お遊さま☆ www.youtube.com 京都の雰…

YouTubeで公開されている無料映画

著作権切れの映画が無料で公開されているので結構いい暇つぶしになる。 (著作権切れてないのもあるけど)淑女は何を忘れたか (1937)☆☆☆☆☆ www.youtube.com今のところ戦前の邦画で唯一面白いと思った映画 構図もいいし、ダイアローグもいい。モダンでおしゃ…

映画「13人の刺客」の感想

十三人の刺客 posted with カエレバ 片岡千恵蔵 東映 2017-01-20 Amazon 楽天市場 全体的にカメラワークがいい。 空間の使い方、風景の切り抜き方がうまいし、間を作るのもうまい 。 そして間と間の合間にあるセリフがまたいい。 役者の口からこぼれるセリフ…

映画「特攻大作戦」の感想

特攻大作戦 (字幕版) posted with カエレバ リー・マービン Warner Bros. Entertainment Inc. 2013-11-26 Amazon 楽天市場 第二次世界大戦終盤、12人の囚人を訓練してドイツ軍の士官が集まる休養場を攻撃すると言う作戦が立案される。作戦の指揮をとるのはラ…

映画「幕末太陽傳」の感想

幕末太陽傳 デジタル修復版 posted with カエレバ フランキー堺 日活株式会社 2013-11-26 Amazon 楽天市場 時は革命の機運高まる幕末、文久二年。 相模屋という遊郭旅籠に一人の男が大勢引き連れてやってくる 。 男は飲めや歌えやの大騒ぎを行って一夜を過ご…

映画「天国と地獄」の感想

ナショナルシューズ重役の権藤金吾の元に「子供を誘拐した。3000万円よこせ」と言う電話が入る。身代金目的の誘拐事件である。ところが誘拐されたのは金吾の息子ではなくお抱え運転手青木の息子であるということが判明。犯人は子供を取り違えてしまったのだ…

映画「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」の感想

舞台となるのは近々生徒会選挙を控えている高校。 当初生徒会長に立候補していたのは優等生のトレイシー一人だったけど、彼女が当選するとまずいことになると考えた教師のジムは対立候補にお金持ちのお坊ちゃんポールを立てる。 ポールの立候補が遠因となっ…

映画「アルカトラズからの脱出」の感想

本作の舞台となったアルカトラズ刑務所はサンフランシスコ湾に浮かぶ島の中にある。 というか島全体が刑務所であり、周りを取り囲む海の流れは早い上に温度も冷たいので泳いで対岸に渡ることはまず不可能。 そんなわけでそもそも脱獄自体が不可能と言われる…

映画「人情紙風船」の感想

物語の舞台となる長屋に住む人々の生き生きとした描写はなかなか良かったけど、誰もが顔見知りで苦しみや楽しみを分かちあいながら暮らしている光景を見ていたら自分は絶対にこういうところには住みたくないなぁと思った。 人情紙風船の話は長屋で隣り合って…

映画「セブン」の感想

昨日はセブンという映画を見た。 キリスト教の7つの大罪に基づいて次々と人を殺していく猟奇的殺人犯を追う二人の刑事の話。 犯人は殺害現場に必ず怠惰、強欲、高慢、肉欲など被害者がどの罪に該当するかを記したメッセージを残して忽然と姿を消し、証拠品は…